褒め言葉カードとは
褒め言葉を多用する習慣を
部下指導に失敗するリーダーは部下を褒めない。部下指導に成功するリーダーは部下を褒める
部下育成が上手なリーダーの習慣は、いつでもどこでも褒め言葉を使うことです。
例えば、部下が仕事でうまくいかなかったとしても、褒め言葉をかけていることです。
たとえ、結果は良くなくてもプロセスについては褒める・認める言葉をかけているのです。
リーダーから見たら部下の仕事で欠点を見つけようとすると、いくらでも見つけることができます。
しかし、このときのリーダーの指導の言葉しだいで部下のこれからの成長が決まるのです。
例えば、チャレンジをしたことだけでも褒めているリーダーの下なら、部下はどんどんチャレンジするように育っていきます。
チャレンジをする楽しさを覚えた部下には、与えるレベルを上げて行って、成功体験を積ませながら育成をしていけばいいのです。
部下は成功体験を積み重ねると、仕事に対する自信を持つことができます。
ある調査によると、自分自信の仕事の問題解決能力に自信があるのは20%程度だというデータがあります。
自分の能力に自信のない人のほうが多いのです。
自信を持たせる指導をするのもリーダーの役割なのです。
失敗するリーダーは、部下を褒めるチャンスを逃しています。
できていることについては、できて当たり前と思っているからです。
ですから、いつも叱るところから始まっているのです。
欠点の指摘ばかりで褒めることはありません。
欠点の指摘ばかりだと部下は新しいしごとにチャレンジしなくなります。
自分から仕事をする部下には育って行きません。
心の中ではできるようになったら褒めようと決めているので褒められないのです。
永久に褒めることができないかもしれません。
部下指導が上手なリーダーは、できたら褒めるだけでなく、褒めたらできる指導を行っています。
【「ぐんぐんと部下が育つリーダーの55の成功習慣」(藤咲 徳朗)より抜粋】
褒め言葉W(ダブル)を使う習慣
部下指導に成功するリーダーは褒め言葉Wを使う
褒め言葉Wとは、褒め言葉を二つ重ねて相手を褒める方法です。
例えば、「明るい」と「元気」の褒め言葉を二つ重ねて、「明るくて元気」と相手を褒めるのです。
「楽しくて幸せ」「最高におもしろい」「きれいで美しい」など、重ねて使うと効果が大きくなります。
「とても」「本当に」などの副詞を褒め言葉の前につけて言っても同様の効果があります。
「とても楽しかった」「本当に嬉しい」などの言い方です。
相手に与える嬉しさは、2倍以上になります。
さらに、相手の心をつかむ褒め言葉Wの使い方があります。
「やっぱり」「意外と」「本当は」などと組み合わせて相手を褒めるやり方です。
「やっぱり」と「優しい」で組み合わせると、「やっぱり優しい」ということになります。
「前から優しいと思っていました。今でも優しいと思っています」という気持ちを表現することができます。
「やっぱり能力が高い」「やっぱり頼りになる」「やっぱり飛び抜けている」など応用できます。
仕事を離れてプライベートでさりげなく言うと効果が大きいのは、「意外と」の後に褒め言葉を付け加えるやり方です。
「意外と優しい」「意外と素直」「意外とおもしろい」などです。
また、「本当は」の後に褒め言葉を付け加えるのも、私だけがあなたの良さを知っていると表現できる効果があります。
「本当は素直」「本当は優しい」「本当は可愛い」などです。
この褒め言葉Wは、自分自身に向かって言っても、相手に向かって言っても効果があります。
褒め言葉を一つ使う習慣は誰にでもあるけれど、二つ重ねて言う習慣のある人は少ないものです。
聞くほうも言うほうにとっても、二つ重ねて言う効果は、とても大きくなります。
成功するリーダーは褒め言葉wを言うことが習慣になっています。
また、人間の潜在意識は主語(人称)を理解できないと言われています。
つまり、相手に言った褒め言葉も、自分に言われていると勘違いをさせる効果があるそうです。
他の人に対して褒め言葉Wを言うと、自分にもいっていると認識するので、潜在意識の中に褒め言葉が浸透してきます。
【「ぐんぐんと部下が育つリーダーの55の成功習慣」(藤咲 徳朗)より抜粋】
褒め言葉カードとは
「褒め言葉カード」は、延べ1万人のアンケートにより褒め言葉を厳選し、全100枚のカードにして見える化したものです。
カードになっていることによって、職場では上司や同僚と楽しく話し合い認め合いながら、より効果的なコミュニケーションを取ることができます。
家庭でも家族で楽しく遊びながら褒め言葉の会話ができるようになります。遊びながら褒める習慣を身に付けることができるのです。
「褒め言葉」をきっかけに初対面の人でも仲良くなれるケースがあります。
いつも会っている人でも「褒め言葉」を言わないままでいて、人間関係を悪くしてしまうケースもあります。これこそ、褒め言葉の威力なのです。
しかしながら、褒め言葉の大切さを分かっていながら、ほとんどの人が、褒めることは誰でもできる簡単なことと思っているので、何の努力もしていません。
褒め言葉がすぐに思いつかない人が大半なのです。
実は、褒めることも努力が必要なのです。
習慣にするためには自ら学んで努力をしなければなりません。
その努力も、
①正しいやり方を学ぶ
②正しい順番で実施する
③楽しく継続すること
これがポイントになるのです。
褒め言葉が身に付くと、次のような効果があります
・職場では、褒め言葉の声掛けが絶えなくなり、お互いの仕事を応援しあうことができるような働きやすい環境になることができます。
・家庭では、会話が弾み、お互いの気持ちを理解しあうことができ、和気あいあいとした家庭生活が過ごせるようになります。
研修受講者の声
●研修を受けて、10年以上会っていなかった母に会いに行きました。そして、「産んでくれてありがとう」と、母に褒め言葉を伝えました。母は涙を流していました。翌日に、母が足が痛いというので手を引いて、桜の花見に連れて行きました。喜んでくれました。親孝行ができて私も嬉しくなりました。
●長い間付き合っていた彼女を毎日、褒め続けました。3か月続けていたら、結婚することが決まりました。
●“気持ちは言葉にしないと伝わらない”と、教わって反省しました。その日の夕食時に、妻に「おいしいなぁ♪」と目を見ながら褒め言葉を伝えました。妻は涙ぐんでいました。最近、仕事が急がしそうな私のことをいつも心配していたそうです。お互いを思いやることができた夜になりました。
●褒め言葉を言う習慣が身に付いたので、上司から叱られたときも「(私のことに関心を持って、)叱っていただいてありがとうございます。」と、感謝の言葉を心から応えるようになっていました。最近は、仕事をどんどん教えてもらえるようになりました。上司からの評価も上がっていきました。
●あるレストラン企業の例~社員が「褒め言葉カード」研修を受講する前は、店舗での社員やアルバイトたちの不平や不満が数多くあったそうです。ところが、研修後は「褒め言葉」が飛び交う職場になりました。今では、不平や不満がなくなったそうです。心からの「褒め言葉」を笑顔で言い合えるレストランになりました。そして、チームワークが良いので、お客様の評判もよくなり、テレビ中継もされて開店の1時間前からお客様が並ぶレストランになっているそうです。経営者自身も働いてくれている社員の良いところを褒めているそうです。
こんな人にインストラクターになって欲しい
・受講生の言動をよく観察・傾聴できて、受講生の人生や習慣にも深く関わることができる人。
・思いやりと優しさを持ち、礼儀正しく、かつ、謙虚な態度で、自らが教えることで学べる人
・受講生と共に成長して、共にゴールに向かえる人
・教えることが好きで、周りの人を元気にして笑顔を増やしたい人
●効果
・コーチやコンサルタント、研修講師として起業している人が、クライアントに大きな成果を上げさせることができるようになります。
・「ありがとう」を言われる仕事なので、仕事のやりがいを感じることができます。たくさんの仲間も得ることができます。
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